格安引越しの落とし穴 引越選びは安物買いの銭失い?
徹底比較!失敗しない引越しの為の5カ条
もうすぐ2月、本格的な引越しシーズンの始まりとなります。引越しは3月がメインですが、やはり早い段階の予約がマストでしょう。私も仕事柄、福岡から埼玉→大阪→名古屋→福岡と、7年で4回の引越しを経験しました。1回目は福岡から埼玉へ。単身だけど距離もあるし・・会社経費なのに安いところを探そうとするのは気の小さい証でしょう
か。そこで見つけたのは地方の引越し業者。安かろう悪かろうという言葉が似あう会社でした。荷扱い程度は許せますが、到着遅れの上、横柄な態度。従業員どうしで喧嘩が起こったうえ、終いには、追加料金を請求される始末。苦情電話もかけましたが、慣れているのかハイハイという態度の担当者。今でも思い出したくない過去です。
実際に起きている引越しトラブル
・荷物の紛失や破損
荷物の破損は、引越しトラブルで一番多い内容と言っていいでしょう。人がやることなので仕方ない部分もありますが、いかに養生や人員配置を丁寧にやるかが肝でしょう。
・見積もりよりも高い料金を請求された
いわゆる付帯作業というもので、絵画などの特殊品を取り扱う場合、別途費用が発生してしまいます。ネット見積では拾いきれない部分のため、作業時に発覚する場合が多いです。
・キャンセル料・手付金を請求された
これは作業3日前までであれば払う必要はありませんし、そもそも手付金も不要です。国土交通省が掲示した標準引越運送約款にも、明記されています。
・スタッフの態度が異常に悪い
これは従業員教育が行き届いていない中小に多い傾向です。大手であれば、ある程度教育システムも確立しているので、よほどのことがない限りは問題ないかと思います。
引越しを気持ちよく完了させるためにも、業者選びは慎重におこなうことをおススメします。
【目次】
優良な引越し業者の見分け方
サービスが完了するまで分かりにくい部分ですので、口コミ評価を参考にする他ありません。あとは保証対応がしっかりしているかどうか?が重要です。NGなのは電話応対が悪い会社、手付金等の事前支払を要求してくる会社です。ちなみに・・
・緑色の一般貨物自動車運送事業者用プレート
・黒色の貨物軽自動車運送事業者用プレート
上記プレートでない(白or黄色)業者は、陸運局から許可が下りていない違法業者の可能性が高いです。この場合、破損や紛失などのトラブルが起こっても補償を受けることができませんので、ご注意ください。
大手企業徹底比較
引越のサカイ ★★★
引越作業件数&売上高で業界No.1。47都道府県のすべてに180を超える営業所を展開。
信頼性と経験は随一。安心パックなる貨物保険があるが、有料。
アーク引越センター ★★★
テープ・段ボールはもちろん無料。その他基本無料サービスが豊富にある。保険は無料で総額1000万円、1梱包50万円まで補償してもらえる。
アート引越センター ★★★
接客やそれに伴うサービスが充実。入居の際の靴下は新品に履き替え、家具などは拭き上げて搬入するなど新居を汚さない配慮がなされている。保険も無料(一部除く)
SGムービング ★★
佐川急便のグループ会社。保険含め、細かいオプションに費用が掛かってしまうが、それでもコスパとしては上位人気。
ハート引越センター ★★
「女性と高齢者にもやさしい引越し会社を目指す」というのがコンセプト。コストは低いが、コンセプトと口コミに剥離がある気が・・。
引越し費用はどうやって決まるの?
一般的には量+距離が物流単価の基本ですが、引越費用に関しては、時期が大きく影響します。繁忙期(3月~4月)については、通常単価のおよそ1,3倍~1,5倍が基本水準となっています。また、この時期はトラブルやクレームが多発します。
金額を抑えたいなら、慎重に
どうしても、金額を抑えたい場合は中小業者に依頼するのも手段ですが、あくまで慎重に行うべきです。会社情報や電話対応、保険の内容など、ひとつでも問題があれば、取りやめるのが無難でしょう。中には陸運局から許可を得ていない業者もいますから、必ずチェックしてください。各項目をクリアした業者でないと、痛い目をみる可能性があります。
下記、比較サイトとなります。ご参照まで。
【まとめ】
・引越業者は電話対応から
・手付金や不当なキャンセル料は支払わない
・保険内容は最重要確認事項
・比較サイトを活用し、口コミをチェック
・コストを抑えたいなら、徹底調査
以上、引越しサービスを利用する上での注意点となります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。